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STAFF BLOG

2016/04/01

恩返しの桜

こんにちは!!
本日は4月1日、新年度のスタートにより新社会人・新入生は新たな一歩の幕開けですね。
当館にも新入社員が加わり、ぜひとも新しい風を吹き入れていただきたいと思っております*
さて、本日は今シーズン真っ只中の桜の有名スポット「哲学の道」の小噺についてご紹介いたします。

「哲学の道」とは
若王子神社から銀閣寺参道まで続く琵琶湖疎水沿いの散策道のことを言い、その名前は京都大学の
名誉教授であり哲学者の「西田幾多郎」を始め多くの文人が物思いに耽りながら散策したことに
由来すると言われています。全長約2kmにもなる散策道の両脇には約500本ものソメイヨシノが
植えられており、見頃の時期には桜のトンネルが出現します!

さらにこのソメイヨシノの中には左京区縁の画家「橋本関雪」より寄贈された「関雪桜」なるものが
あります。1916年、左京区にアトリエ兼住居である「白沙村荘」を完成させ画家として大成した
関雪夫婦はお世話になった京都に「何かお礼が出来ないだろうか?」と考え、ソメイヨシノ360本の
苗木を地域に寄贈しました。

この桜たちが成長し美しい桜並木となったことで地域の人々から「関雪桜」と呼ばれ親しまれるように
なりました。
夫妻より贈られた桜のほとんどは樹齢尽きてしまいましたが京の桜守により植え替えられ代替わりした
現在もその名前と美しい姿は地域の人々のみならず、観光客も含めた多くの人々を楽しませています*

そんな桜並木の一部が、本年「白沙村荘」造営100年目という節目の年を迎える記念として初めての
ライトアップが行われます!!

満開を迎える美しい桜が夜の闇に照らし出され
日頃は静かな山麓を賑わせてくれること間違いなしです*

疎水のせせらぎを聞きながらゆっくりと幻想的な夜桜を堪能してみてはいかがでしょうか(*^^)?


「関雪桜ライトアップ」
(日時)4/1(金)~4/8(金) 17時~20時
(場所)銀閣寺前 西田橋より銀閣寺西橋までの約120m
(アクセス)JR京都駅より市バス100系統「銀閣寺道」下車すぐ

恩返しの桜